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2017年1月30日
コロンビア

コロンビアの手話翻訳協会がエホバの証人を表彰する

コロンビアの手話翻訳協会がエホバの証人を表彰する

コロンビアのろう者のコミュニティーに,聖書に基づく出版物を提供するためのエホバの証人の取り組みを評価した賞

【コロンビア,ボゴタ】2016年10月7日から9日にかけて開催されたコロンビア全国会議で,コロンビア手話翻訳者・通訳者および盲ろう者通訳・介助者協会(ANISCOL)と地元の2つの団体は,手話版の出版物に関してエホバの証人を表彰しました。これは手話通訳者と通訳・介助者のために行なわれた,コロンビアで初めての全国会議です。通訳・介助者とは,聴力視力障害者が必要とする援助を与える人のことです。

エホバの証人はこの会議に招待され,「宗教的な出版物の発行における目覚ましい働きと,コロンビアのろう者のコミュニティーに前向きな影響を与えた」功績をたたえる賞を受け取りました。この会議の主催者の1人で,コーヒートライアングルと呼ばれる地区にあるコロンビア手話通訳者・盲ろう者通訳・介助者および翻訳者協会(ASINTEC)の会長リカルド・バレンシア・ロペスは,エホバの証人が招待されたのは「翻訳の手本として参考にできる,質の良い出版物を発行することにより,手話通訳という専門職の発展に貢献してきた」ためであると説明を加えています。

エホバの証人のプレゼンテーションがとりわけ好評を博したので,イベントの組織委員会は証人たちにもう1つの賞を授与した。

その会議で,エホバの証人は自分たちの翻訳チームと通訳チームとしての取り組みをプレゼンテーションで説明しました。その内容が好評を博したので,組織委員会は証人たちにもう1つの賞を授与しました。

グラフィックや映像音声のデザイナーであり,会議にも出席したペレイラ出身のクリスチャン・デービッド・バレンシアは,このようにコメントしています。「宗教団体が,このようによく計画された教育的なプログラムを実践していることに驚きました」。同氏は,エホバの証人がそうした活動を無給で行なっていることに特に感銘を受けています。

コロンビアのエホバの証人のスポークスマンであるウィルソン・トレスはこう述べています。「わたしたちは,2000年から地元のろう者のコミュニティーに向けた出版物を発行しています。わたしたちのウェブサイトだけでも,現在400以上のビデオがあり,コロンビア手話を使う大人から十代の若者,子どもたちのために用意されています。このような聖書に基づく手話版の出版物を,わたしたちが発行しているすべての印刷物と同様,これからも無料で提供していきます」。

世界中のエホバの証人の翻訳チームは,膨大な数のビデオを88の手話言語で作成し,配信しています。エホバの証人は,手話用JW Library(ライブラリー)というアプリも開発しました。そのアプリを使って,エホバの証人の公式ウェブサイトjw.orgから手話ビデオを簡単にダウンロード・管理・再生することができます。

広報担当:

世界本部: David A. Semonian,広報オフィス,+1-845-524-3000

コロンビア: Wilson Torres,+57-1-8911530

日本: 松永一樹,046-233-0005(+81-46-233-0005)