聖書の質問に答える
聖書は本当に神の言葉ですか
神の言葉を収めた本であれば,比類のないものであるはずです。聖書はまさにそのような本です。幾百もの言語で何十億冊も印刷されてきました。聖書に収められている知恵には,人をより良い人へと変える力があります。―テサロニケ第一 2:13; テモテ第二 3:16を読んでください。
聖書は,将来を正確に予告しているゆえに,神からのものです。人間が自分の能力でそうすることはできないからです。例えば,イザヤ書について考えてみましょう。死海の近くの洞窟で発見されたイザヤ書の写本の一つは,西暦前2世紀のものでした。その書の中で,バビロンという都市は人の住まない所になる,と述べられています。この言葉が初めて現実となったのは,その写本が作られた時より幾百年も後のことでした。―イザヤ 13:19,20; ペテロ第二 1:20,21を読んでください。
聖書はどのようにして書かれましたか
聖書は,約1,600年間にわたって書かれました。筆者の数は40人ほどで,内容はみな同じ1つのテーマに沿ったものであり,相互の矛盾はありません。そのようなことが成し遂げられたのは,筆者たちの記述を神が導かれたからです。―サムエル第二 23:2を読んでください。
神は聖書筆者に,天使を介して語りかけたり,幻や夢を見させてその中で話したりされることもありましたが,大抵は,ご自分の考えを筆者の脳裏に焼き付け,筆者が神からのそのメッセージを自分の言葉で表現することを許されました。―啓示 1:1; 21:3‐5を読んでください。